母の記憶 力 2007/05/16 (Wed)

クレイグ神父様の葬儀が先日行われた。
母は様々に思いをめぐらせているようだった。
出席できずにいる老いた母･･･てか透析だしね・・・
母はそのTカトリック教会に勤めていたことがある。
父が亡くなりある期間、その教会の旧チャペルに住まわせて貰っていた頃だ。

病院への車中

「教会の廊下、前は雨の日になると水浸しになったんだよな・・・カーペットとかなくて
もうそんな日は気持ち悪くて・・・」

豪雨の最中らしい話題か？

「そんな時、クレイグ神父様が食堂から出てきて・・・今日はいい天気ですね！て、ニコニコしながら言うんだよね　この雲の上はいつもいい天気ですよ！晴れてますよ！　って

冬の寒い時にストーブもつけずにいるから、どうしたんですか？って聞くと、兄弟たちが（神父様仲間）米沢の雪の降る中でもストーブ点けずにいるのに、私もストーブつける気にはなれません・・・て、言ってたことあったなぁ～　心の深いところで考えてくれる人だったんだよね・・・」

「アタシも午前中教会、午後そろばん塾をやってお前らをよく育てたものだよ」
「育てた？飯食わせただけじゃないの？」
「お前な、それが子育てというもんだろ！飯を食わせる・・・！今の子育てが間違っているんだ！」
「飯も自分らで造っていたしね」
「娘を預ける時も兄弟（叔父）に預けるから安心でしょうって、クレイグ神父様は言ってくれたんだよね
本当に心の広い神父様だったよ・・・」

話ゴマカシ？